30代4児パパがブログをはじめた理由とは?(プロフィール)

サクラスカメラスリング製作者・杉山さくらさんインタビュー!開発秘話や働き方について伺いました。

今回は、サクラスリングの発案・製作者杉山さくらさんのインタビューをお送りします!

ひでさん

サクラカメラスリングを知ってますか?

サクラカメラスリングとは、カメラのストラップと赤ちゃんを抱っこするスリングをコラボさせた製品で、

重たいカメラでも幅広の布のおかげで重さが分散し、非常に軽く感じることのでき、

柄も豊富でストールのようにファッションアイテムとして使えたり、

布なので洗うことができるというカメラストラップとしては非常に画期的なものなのです!

▼詳しくはこちらの記事で紹介しています。

【サクラカメラスリングレビュー】重さを感じないおしゃれストラップ

そんなサクラスリングの記事をひでさんぽを始めた頃に書いていたのですが、先日なんと!

ひでさんぽのサクラスリングの記事が製作者の杉山さくらさんまでが届いたのです!

どうやら、ぼくのツイッターを見てくださったようで、リツイートにリプライをくださったのです。

 

しかもこんな感じで。

 

杉山さくらさん:「是非私も取材してくださいっ!」

ひでさん
…こ、これは!絶好の機会!!

…ということで、さっそくメッセージを送り、インタビューをさせていただくことに。

そんなこんなで実現した、サクラスリングの製作者である杉山さくらさんインタビュー。

今回はその模様をたっぷりお届けします!

インタビューでは…

  • 果たして、どうやってサクラカメラスリングは誕生したのか?
  • どんな思いがあって、自らカメラストラップを作ることになったのか?
  • 起業家になった今、家族との関係はどうなのか?

このあたりのことを詳しくお伺いしました。

それでは、どうぞ!

この記事を読んでもらいたい人
  • 働く女性男性に。
  • 子どもをお持ちのパパママに。
  • 働くとはどういうことか気になっている人に読んでもらいたい内容です!

目次

杉山さくらさんのプロフィール

ますはじめに、杉山さくらさんのプロフィールをご紹介します。

杉山さくらさんプロフィール

杉山さくらSakura Sugiyama

1980年生。(株)Sakura Sling project 代表取締役社⻑。
介護福祉士、保育士としての経歴がある3児の母。元代官山 北村写真機店販売員。夫は公立保育園に勤務する保育士。子育てが落ち着いた頃から写真を始め毎日カメラを 持ち運ぶ事に不便を感じ、子育てにベビースリングを愛用していた経験から ストール状のカメラストラップ『SAKURAカメラスリング』を発案。独学で 縫製や起業のノウハウを学び商品化に繋げる。グッドデザイン賞2015受賞。日本橋三越本店での期間限定催事や、家電量量販店での全国展開など、SAKURAカメラスリングの拡販に尽⼒している。

Sakura Sling project 会社概要より

3児の母で起業され、サクラカメラスリングでグッドデザイン賞まで受賞されたというスゴイ方なのです!

Webミーティングツール『Zoom』を使ってのインタビュー

今回は『Zoom』というツールを使い、九州の片隅と東京をつないでのWebインタビューを行いました!

ほぼ遅延もなくスムーズにインタビューできたのは、ものすごいことだなと改めて感じました。

杉山さくらさんインタビュー パソコン画面

ひでさん
こんにちは!今日はありがとうございます!

杉山さくらさん:いえいえ~。すっかり見落としていて…。エゴサーチしていたら見つけました!丁寧に紹介していただいて嬉しいです!

ひでさん
それでは、さっそくお話を伺ってまいります。よろしくお願いいたします!

さくらさん:よろしくお願いいたします!

サクラカメラスリングはどのように誕生したのか?

以前は趣味がなくカメラも苦手と思っていた

ひでさん
まずは、サクラカメラスリングの誕生までを教えていただきたいと思います。完成までにはどんなストーリーがあったのでしょうか?

さくらさん:それでは、はじめからお話していきますね。

ウチは子どもが3人いまして、22歳で結婚して子どもを産んで20代はずっと妊娠して子どもを産んでという感じで子育てで明け暮れていました。

30代に入ってから長男が小学校に入り、ずっと子ども中心で生活をしなくてはならないところから、少しずつ自分の時間もできるようになってきました。

ですが、当時はもう何の趣味もなくて、好きなこともなければ楽しみもそんなになく、ネットショッピングをしたり、だらだらとテレビを見たりという感じでした。

ひでさん
その頃はカメラはされてなかったんですね?

さくらさん:カメラはしていませんでした。苦手って思っていましたね。

どうしてかと言うとですね、父親が趣味で写真やってたんですよ。

地域の写真連盟みたいなものにも入っていて、よく高校生の時とか父親から「こんな写真撮ったんだけどどうかな」と写真を見せられて

その写真に対して、「この写真いいね~」「この写真色が綺麗!」「この写真素敵!」と感じたことを

父に言うのですが「いやこれは露出が合ってないからだめ。これは構図がなってないから、先生に持っていったらだめな写真って言われる。」と言うんですよ。

 

私はこの写真がとてもいいと思うのに、父親から写真の世界では駄目って言われるものと聞いていて、

これを聞いた時に写真の世界っていうのは共通言語があって、写真の世界の中で写真を見るための特別な技術があって、それを勉強していないと写真は見れないと。

自分の感覚でいいと思うものに関して、そうやって写真の世界の中ではダメなものという評価がされるんだったら「ああ、私は絶対写真向いてない」と思ったんですよ。

そんなことで、写真は感性があって写真をちゃんと勉強した人がやるものだと思っていましたし、私は写真に興味があったわけでもなく、自分には向いていなと思い込んでいました。

写真を始めるきっかけになった・パパ友写真家さんの言葉

さくらさん:そうやって30代に入って自分を見つめるようになった時に、ちょうど保育園で一緒にPTAをしていたパパ友が、安達ロベルトさんという写真家さんだったんです。

▼リンク>>>安達ロベルト

フィルムでの作品やデジタルの作品を発表されておられるのですが、雑誌にも載るような写真家さんでした。

私はミーハーなので周りで活躍されている方の話やインタビュー記事、ブログなどを読むのが好きで、安達さんもその中の一人だったのですが、安達さんの写真作品や安達さんの写真に対しての解釈の仕方というのが、うちの父が言ってた事とは真逆で

「写真というのは自分の内面が出るもの」だと。

 

もちろん写真の構図や表現の仕方であったり、色々とルールはあるのですが、

それ以上に、「その人の思いが写真の中に写るんだよ」というのを教えてもらったんですね。

 

「かっこよく撮りたいと思っていたら、かっこよく見えるような写真になるし、褒められたいと思って撮っていた写真は褒められたいという気持ちが写る。もちろん全ての人がそうじゃないけれど、同じものを撮っていてもその人の想いだったり、撮り手の感性ひとつでいろんな角度から写真表現ができるんだよ」ということを私は安達さんから教えてもらったんです。

 

ちょうどその頃、子どもたちに自分らしい人生を歩んで欲しいと思っている中で、じゃあ自分自身はどうなんだと考えていたこともあり、

「何かやりたいと思って探しているんだったら、写真を通してそれを探すというのも一ついい手段だと思うよ」と言ってもらったのがきっかけで、写真を始めました。

父と同じカメラを勧められる予定だった

さくらさん:安達さんからは「さくらさん、これから写真やるにしてもデジタルは絶対分からなくなると思うからフィルムで撮った方がいいよ」と言われていたんです。

そこで、父親に「私写真やろうと思うんだけど、何かカメラ貸してくれない?」という話をしたんですね。

そうしたら「このカメラどこに出しても恥ずかしくないよ」と、父親から貸してもらったものが『コンタックスT3』 という高級コンパクトカメラでした。

参考:コンタックスT3は、永遠の最新鋭フィルムカメラ。虜になる完美な色彩。(ZINEえぬたな)

 

安達さんに「父親からT3を貸してもらったんです。」と伝えると、

なんと「さくらさんから写真をやるのにカメラ何がいいか?と聞かれたら、いつかT3を勧めようと思っていました。」と言われたんです。

ひでさん
お父様のカメラと同じものを勧めようとされていたわけですね!

それを聞いた時に「もしかしたら、通らなければいけない道の上に来たのかな?ああ、私は写真をやってもいいのかもしれない。」という気持ちになったのが最初扉を開いた瞬間でした。

 

きっとこういう偶然が重なるんだったら、これからやろうとしてることは無駄じゃないのかもしれないという確信を得られたんです。

それから一生懸命写真を撮り始めた感じです。

表現に合わせてカメラを選ぶことを知る

さくらさん:写真をやり始めてから気が付いたのは、撮りたいものに合わせてカメラを選んでいるのだということでした。

例えば緻密な表現や解像度が高い直感を刺激するような写真を撮りたければ、

それなりの解像度が必要になるのでフィルムだったら中判、大判のカメラを選んだり、フルサイズのデジタルが必要だったり、

自分の目指したい写真表現があってカメラやレンズを選んでいるということを知ったんですね。

 

私は今までカメラというものは最新機種が一番良いと思っていたので、店に行くと「一番新しいのを下さい。」みたいな感じで。

そういう買い方しか 知らなかったので、ああ、30年前のカメラだからこそできる表現があるんだなということや、

この人はこういう表現を目指してレンズを選んでるんだなとか、重たい大判のカメラを持っている人は目的があってそれを買ってるんだなということを知った時に

自分が持ってるカメラにとても愛着を感じたし、自分の気持ちを表現するという意味で、カメラは相棒と言うかフィルターみたいな役割をしてくれるのだと感じました。

「カメラからたくさんのことを学びなさい」と教えていただいたこともあり、縁があったカメラが小さいか大きいかというのはその人の表現次第なんだというのを知ったんです。

 

ひでさん
カメラを始めるきっかけを語ってくれたさくらさん。ここから、カメラスリング誕生につながっていきます。

2代目カメラのライカが重かったことが発案のきっかけに

さくらさん:コンタックスのT3は自動でシャッターを切れたり、バシャバシャ取れたりすることがあり、もっとコントロールしたいという思いがあったんですね。

「デジタルにしようかな」と話をしていたら安達さんから「一眼のフィルムでいいのでは?」と言われて。

 

私は、写真家の長島有里枝さんが大好きで憧れているのですが、

・リンク>>>長島有里枝

「長島さんもそういえば、ライカフレックスというカメラを使って写真を撮っていたよ」と教えていただいて、

 

詳しい人を紹介していただいて、今から中古のカメラを買うにはどこで買ったらいいのか、どんなレンズがいいのかなどを相談しました。

結果、修理とかも必要なくて長く使えるものだったら機械式がいいかなということで、2代目のカメラがライカのR6.2という一眼レフになったんです。

通常のストラップでは服や肩のダメージが大きかった

さくらさん:でもそのライカのR6.2が、まぁ重たいんです。金属の塊なのでやはり軽くはない。

だけど、私の思い通りの撮りたい表現にしてくれるし、撮れば撮るほど自分の知らなかった写真が撮れる感覚があって、

「あー、自分って意外とこういうところもあるのかな」と、自分の知らない自分を知ることができるカメラでした。

 

そのカメラを大事に毎日持って、仕事の時もお休みの日も必ずカメラを持ってお出かけしていたのですが、

そのカメラを買ったのが10月で、もうコートを着る時期だったんです。

ライカには革紐だと思って安く売ってた細い革紐をつけて、肩にかけたのですが、ウールのコートの表が擦れてしまって毛羽立ってだめになりました。

でも、その時はライカのカメラを持っているスタイルの方が大事だったので、まあしょうがないと思っていました。

 

それから、春になってコートを脱いで薄着になると肩に当たる革紐がもうだめで、

夕方には頭痛がしてくるし肩こりもするし、素肌に革紐で肌が真っ赤になってしまうし、

鞄の中に入れても重たいし、身につけてても痛い。

 

その対応策として、最初は革紐にストールを一緒にくっつけてクッションにして持っていたのですが、ただとても邪魔でした。

革紐とストールは一緒にあると、とても邪魔で確かに痛くはないけどスマートではないし、撮影するテンションが下がるほど邪魔だったんです。

お出かけしようと思った時にベビースリングを思い出す

さくらさん:それでも、お出かけしようと思って玄関に行った時に最後にカメラを手にとるのですが、

相変わらず2本のストラップがカメラについていて邪魔だなぁと思って、その時に当然のようにストールを外そうと思ったんですよ。

 

「しょうがない。今日は痛いけれどストールを外して夕方まで頑張ろう。」と思った時に

ふと、そういえば子どもたちをベビースリングで抱っこしていたなという思い出が脳裏に浮かんだんです。

 

私の子どもが小さい頃はベビースリング全盛期で、ベビースリングで子育てをした世代としては「ベビースリングにとても助けられた」という思いがありました。

特に幅広の生地でお出かけするというところにとても助けてもらって。

あんなに便利だったのに、抱っこの期間が終わってからベビースリングを使わなくなったな、という思いが頭の片隅にあったんです。

 

それで、カメラから布を外そうと思った瞬間にポン!と、ベビースリングのことが蘇ってきて、「子ども達は抱っこしてたよね!」と。

「あ、そうか!」と思って。10 kgを超える子どもだって布一枚で抱っこしてたんですよね。

毎日毎日、体につけて抱っこしたりおんぶしたり生活してたんですよ。

 

それを思い出して、紐を外してストールだけでカメラを体にかけてみたんです。

 

それがまあ、ベビースリングみたいに軽くて、そうそうこれこれっ!て思ったんです。

ひでさん
なるほど!この出来事が発案のきっかけだったわけですね!

発案した瞬間に感じた、全身がしびれるような感覚

さくらさん:その瞬間、体に電気が走るじゃないですが全身が痺れるみたいな感覚が来たんですね。

実は、その痺れるような感覚というのは人生4回目で、その内の3回というのが子どもの名前を思いついた時なんです。

そして、4回目がベビースリングスタイルでカメラを肩にかけた瞬間だったんです。

 

カメラを持った瞬間にざざざっと心臓が一回バンっと、大きく血液が大きくザーっと流れるような、痺れる感じがありました。

鳥肌とは違うのですが、血液が大きく流れるのを感じて、スリングスタイルでカメラを持った瞬間にそれがあったんです。

 

「あれ?なんだろう?」と思ったのですが「いやいや…」みたいな感じで。

この感覚が今のようになるなんて思ってもみなかったので、大発明みたいなことは全然思っていませんでした。

 

何気なく、そうそうこれこれ!子どもたちをスリングで便利に抱っこしてたなーという感じで、

これをカメラに応用したらそれは楽になるよね!とその時の気持ちは私の中で流して、深く考えずにお出かけしました。

便利すぎて戻せなくなったスリングスタイル

さくらさん:その後、スリングスタイルでカメラを持つようになるのですが、ただ、最初は私もカメラに布が付いているなんて恥ずかしかったんです。

頭も痛いしとりあえず肩こりが治るまで、このスリングスタイルで持ってみようと。

治ったらまた革紐に直したらいいかと思っていたほど、私ですら最初は消極的だったんです。

 

でも使ってみてとても便利だとわかったんです。

 

そこには鞄にしまう時に自然とカメラを布で包んでいる私がいました。

「確かにカメラに布がついていたらまとめるよね。これだったら、いつも鞄にライカをそのまま突っ込んでいたけれど、これだったら守れるじゃない!」と思いましたし、

ボディもいつの間にか自然に布で拭いてキレイにしていました。

以前はカフェに行くとカメラをテーブルにごんっと、そのまま置いていたのですが、布があれば座布団みたいに丸くしてその上にカメラを置くこともできましたし、普通のストラップだと紐がバラっとなっていたのに、布だとまとめることができました 。

 

となると、確かにそうだと思って「スリングって便利だったよね」というのを思い出したんです。

 

ベビースリングの時もなんであんなに好きだったかと言うと、もちろん子どもを抱っこする重さが分散できて楽になるというところも好きだったのですが、

例えばオムツを替える時にベビースリングの布の部分を風呂敷みたいに下に敷いて、その上に子どもを寝かせてオムツを替えることもできましたし、

 

夏などの暑い時は洗濯バサミを使ってベビーカーに固定して、幌のようにして日よけに使ったり、子どもが寒いと言ったら、膝にかけたり肩に掛けたり、

お出かけ先にシンプルな布が1枚あると、様々な形で使えて便利だというのを私が子育ての中で感じていたんです。

 

その時の感覚と全く同じことが、カメラに布がついているとできてとっても便利でした。

結果、もう止められなくなってしまい革紐に戻せなくなってしまいました。

ひでさん
スリングスタイルでカメラを持つさくらさんの姿を見て、周りの方々の反応はいかがでしたか?

さくらさん:周りからは「さくらちゃん、ライカに布なんてありえない恥ずかしいからやめなさい」みたいなことや、

「何してんの。そんなおしゃれみたいに使ったらいけないよ。落としたらどうするの?」と、ネガティブなことを言われることがありました。

 

でも、「いやいや、これとっても楽になるし、包めるし拭けるし、便利だから真似していいよ」と周りにも言い回ってたんですけど、まあ苦笑いですよね。

「さくらちゃん相変わらず変わり者だけど、また変なこと始めちゃったよ」みたいなそんな感じで誰も相手にしてくれなくて、

「なんだ、便利なのに誰も真似しないんだな…」と思っていた時に、初めての写真のグループ展があったんです。

初めてのグループ展で感じたこと

さくらさん:グループ展で展示したのは、何の趣味もなかった主婦だった私が自分で暗室に入って焼いたプリントでした。

大きな展示ではなかったのですが、それでも私の地元のパパ友や写真つながりの人たちがたくさん来てくれました。

写真は言葉では言えないようなものや言ってはいけないようなことも含めて表現できるので当時の私にはとても力になりましたし、

それをいろんな角度で解釈してくださる方が写真の世界におられるということが分かりました。

 

そのグループ展の時に自分の作品を前に自分の思いや、やりたいと思ってることを話す機会が一週間あったんです。

私の思いを話すたびに自分自身の事もより深めていけるような感覚があって、様々な作品を前にして、ただただ熱く情熱だけで話していくという喜びがあって、

楽しかったというか、そういうことをしていきたいなって思ったんです。

 

そのグループ展の時にお客さんから「次は個展だね。楽しみにしてるよ」と言われるのですが、

小さなスペースで10作品だけ出しても、それだけで10万円以上の費用がかかるんです。

 

子育てしながら写真を続けるというのはお金がかかるし、当時私は仕事を2つしていて週7で働いていたのですが、

それでもやっぱり写真のグループ展でもカツカツで、なんとか切り詰めてやってるような感じでした。

 

週7で仕事をしていてまだお金が足りないなとなった時に、写真を続けるためにはもう一個仕事を足さなければいけないと思っていました。

スリングスタイルを面白いと言ってくれた人がいた

杉山さくらさん

グループ展で初代のサクラカメラスリングとライカを持つ杉山さん

さくらさん:写真展が終わって次の日、余韻を感じながら

「自分の作品を前に想いや話ができるように写真を続けていきたい。絶対次は個展をしよう。でも、お金が足りない…。

個展をするためには今の収入じゃ無理だ。介護の仕事をもう1回しようか。それでも無理だなぁ、時間がないなぁ。」と考えていたんです。

 

そんな中、グループ展のある出来事を思い出していました。

 

ライカのカメラに布を付けた私のスリングスタイルを見て、冷ややかに「何してるの?」という反応が多い中で

「いや、これはとても面白い!」と言ってくださった方が2人だけおられたんです。

 

そのことを思い出すと、褒めてもらったスリングスタイルのイメージが湧いてきました。

 

その時「あー、もしかしたらこれを自分で商品化するしかないのかな」というふうに、諦めたと言いますか、

「真似していいよ」と言ったけれども誰も真似しないし「私自身が形にして出すしかないのか」と思ったのが最初でした。

 

それがサクラスリングを世の中に出そうと思った経緯です。

 

ひでさん
ここから、サクラスリングを作り始めることになるさくらさんですが、その前にご主人から言われたことを伝えておきたいとお話くださいました。

35歳までにという約束

さくらさん:あともう一つお伝えしておいた方がいいのかなと思うのですが、

私が写真を習い始めようと思った時に、主人から「好きなことをやるのはいいけれど、お金もかかるだろうし35歳までにしてね」と言われたんです。

 

私は当時保育士もパートで働いていて代官山のカメラ屋さんもアルバイトだったので

そうやって正規の職員じゃない状態でボーナスが出ないようなお給料かつ、ある程度時間に余裕を持ったような感じで

「子育てしながら仕事や好きなこともやるのはいいけど、これから子どもたちにお金がどんどんかかってくるんだから、35歳までにしてね」と言われたんですね。

 

私は「分かったよ。はいはい」という感じで答えたのですが、

とてもそれが自分の中で残っていて、私の中で「好きな写真続けられるのは35歳までなんだな」と思っていたんです。

 

その時は写真をやればやるだけ「好きなことで仕事をしていきたい」という気持ちがどんどん強まっていたので、

その気持ちを抑えながら、どこかに就職して働いたり、誰かの下で働くというのは、今までのようにできる気がしなかったので

何が何でもカメラを通して仕事になるようなものを見つけたいと思っていました。

 

ただ写真家になるイメージだけはどうしても持てなくて。

すでに第一任者がたくさんいて、素晴らしい写真家さんがたくさんいて、

私の周りの写真愛好家の仲間だって、カメラやレンズなどの機材のことがめちゃくちゃ詳しい友達がたくさんいて、

そんな人を飛び越えて自分が人の前でカメラの事とか写真のことを語れる自信が全く持てなかったですし、

当時35歳になるまで1年半とか2年くらいしかなく、そこから急成長するのも難しいと思ったので、たぶん写真家じゃないなと。

それ以外のカメラに関わる仕事を見つけたいと考えていました。

たくさんの人の役に立つものになるという確信

さくらさん:そういうこともあって、スリングスタイルのカメラストラップを作っていくのですが、

周りからは全く賛同されないものを作り始めた時には

「カメラのスラップなんて1日に何本も売れるわけでもないし、そもそもカメラのストラップってカメラ買ったらついてくるじゃない?」ということや、

「素人が作ったカメラストラップを売って何かあったら危ないし」と、まあ言われたんですよ。

だけどそれに従ってたら何にもできないし、写真を続けられなくなりますよね。それに対して誰かが責任とってくれるわけでもないですし。

 

そんな声があっても、自分の中では根拠のない自信と、写真の世界の中心にいる自分自身の姿だけはイメージしていたので

周りから無理だ無理だと言われても、きっとこの製品はたくさんの人のお役に立つ製品になるんだな、ということを感じていました。

ひでさん
そのイメージは作り始めた時に既にできていたのですか?

さくらさん:それは作り始める前からありました。

商品化しようと思って、じゃあこの商品を通してどこまで行けるのかなと考えたら、もう写真の世界の中心にいる自分がイメージできて、

ここに行くためにはどうしたらいいのかと逆算して行動していたんです。

 

まあ行ったり来たり回ったり、色々あったんですけど、今までにない事なので極力あまり人に話しませんでした。

自分のイメージにあっても形にしないとわかってもらえませんし、「あー!なるほど。さくらちゃんがやりたい事ってこれだったんだ!」というところまで持って行かないとと思っていましたので、

まず製品を形にして世の中のものとして認知してもらうために、実績を作らなければと思っていました。

 

実際、商品化しようと思った時に「無理だよってやめたほうがいいよ。普通に写真やっていればいいのに」という空気だったのですが、

私は一切その空気をバッサリ切って、好きな写真を続けるためにもうここにはいられないし、みんなが喜んでもらえるように「私はもう旅に出ます」みたいな感じでした。

まあそこまで言ってないですが、突然もう写真教室も行かずに出入りしなくなって、一人家に籠もってミシンかけて製品を作るようになったんです。

「よし!みんなまとめて恩返ししてあげる」という意気込みで。(笑)

本当に私は写真の世界に助けてもらいましたし、様々なことを教えてもらいましたし、写真の世界っていい世界だなって思わせてくれた先輩や先生たちに大変感謝してるので、そういう意味もありました。

ひでさん
制作に集中してという感じですね。

さくらさん:はい。会いたいなと思う人や信頼できる人には話すことはありましたが、必要以上には話すことのないようにして、

自分の中にある情熱の火が消えないうちに商品化しなければいけなかったし、そこに傷を負いたくなかったので、自分の感性を守りながら制作する感じでした。

見本を自分で作ることに

ミシンをかける杉山さくらさん

さくらさん:最初の予定にはなかったのですが、結果ミシンをかけることになってしまいました。

紹介してもらった工場に製図を書いて送ってみると、工場の方が「これじゃあ、わからない。同じように作っても、こうなっちゃうよ。」ということを言われて。

 

「あれ?おかしいな?」となって、これはもしかしたら1個自分で作ってみて、「同じものを作ってください」という形じゃないといけないのかなと。

それで、お家にあったミシンを引っ張り出してきて生地を買って作り始めました。

 

自分でやってみると、やっぱりこういう形だといけないなということも出てきて、作ってはだめにし、作ってはだめにし、やり直したり生地を買い直したり、いろいろやり始めて

最終的に製品が仕上がる頃には、素人ながらにもずいぶんミシンがかけられるようになっていました。

ひでさん
それは、すごいですね!それまでは、ミシンや裁縫の経験はあったのですか?

さくらさん:裁縫は家庭科で習った程度しか出来ませんでした。

ど素人でしたが、ネットでポリエステルの裁断の仕方などを調べたり、YouTubeで縫い方を勉強したりして自己流でやってました。

 

そんなわけで、今ひでさんのところにあるカメラスリングもそうなんですが、私の作ったカメラスリングは縫い目が極力裏にいくようになっているんです。

ひでさん
え?(確認している)…あ!ほんとですね!

さくらさん:実は、素人の私でも縫い目に差が出ないように1度筒状に縫っています。

縫い目が出ているのは、バックル付近の部分の一本の縫い線と、あとは留めている部分ぐらいなんです。

極力縫い目が表に出ない作りになってるんですよ。これは縫い目にばらつきが出ないようにと素人だからこそ編み出したものですね。

さまざまな人のご縁をいただいて製品化へ

さくらさん:スリングスタイルのストラップを作ろうと思った時に周りのパパ友やママ友に相談して作り始めるのですが、

たまたま私の仲良くなったママ友パパ友がアパレル関係の方が多く、

その中のスタイリストのお友達に「カメラのストラップを作りたいのだけど、生地はどういうのがいいのかな?」と聞いたら

「ポリエステルがいいよ。 色落ちしないし洗えるし、シワにならなくて強いから、いいんじゃないかな?」と教えてもらいました。

そこでポリエステルの生地で作ろうということ決まり、ポリエステルの生地を買うのだったら、ここのお店がいいよと教えてもらったりして。

そういう感じでいろんな人を紹介してもらったりしました。

 

私は自分から勇気を出してどこかに行くというのがとても苦手なので、基本は紹介してもらったり、教えてもらった縁をたどって進めていったような形でした。

回り道もしてきたりしたのですが、まあ一つも無駄がない感じで今の生地屋さんにたどり着いて、

ポリエステルの裁断の仕方などは独学で勉強して、分からないことはパタンナーの友達に聞いていました。

 

そうやって、たまたま自分自身のやりたいことや、家族のことだったり趣味のことだったり周りの環境などが全部重なって、それでなんとか製品開発をしていきました。

その間は本当に大変だったのですが、最短でなんとか形にして、発売して世の中に出すというところまでは、とにかくド根性でやりました。

夫との約束の期限・35歳の誕生日前日にグッドデザイン賞を受賞

ここで、サクラスリングにまつわる出来事を振り返ってみます。

  • 2014年の5月に発案
  • 2014年の12月8日にカメラスリングで発売
  • 2015年の9月にグッドデザイン賞を受賞
ひでさん
…という軌跡をたどった杉山さくらさん。さらに話を聞いてみると、とてもドラマチックな展開がありました!

さくらさん:グッドデザイン賞の受賞メールの通知が9月10日だったんですよ。

2015年4月の時点でグッドデザイン賞の説明会があり、「9月10日にメールで受賞が決まります」と言われていたんです。

そういうことで、9月末に世の中に発信されるのでその間準備してくださいということを聞いていたんですよ。

 

実は、その2015年9月11日の誕生日が35歳を迎える日だったんです。

ひでさん
ご主人さんとの「35歳までにしてね」という約束の期限ですね。

なので私はグッドデザイン賞を受賞したら、これはもう一生の仕事になるんだろうと感じていて 、

何が何でも受賞しないといけないと思ったんですよ。

きっと受賞できると思っていたんですけど、まあどうかなと思いながら。

ひでさん
その結果、見事グッドデザイン賞を受賞されてることになるんですね!

さくらさん:おかげさまで、その後少しずつサクラカメラスリングのユーザーさんが増えてお店に置かせて下さる人が増えて、口コミで周りに広がっていって

カメラメーカーのいろんな方と繋がりを頂いて、グッドデザイン賞の受賞もそうでしたし、

カメラ製品において信頼の証となるデジタルカメラグランプリも受賞させていただいて

少しずつカメラ業界の機材の一つとして受け入れてもらえるようになり、今に至るみたいな感じです。

 

ひでさん
ドラマやドキュメンタリー番組になりそうなくらいにすごい展開ですが、さくらさんご自身の決意や努力、それに周りの方の支えもあって、実現された結果なのだろうと思いました。

▼つづいて、サクラカメラスリングの特徴についてお伺いしていきます。

サクラカメラスリングについて

ずらりと並んだサクラカメラスリング

ひでさん
サクラカメラスリングと言うと豊富な柄が特徴的ですが、一体どのようにして選ばれているか教えていただいてもよろしいですか?

さくらさん:最近気づいたのはどうして、こんなに派手になっちゃったのかな?ということなんですが(笑)

その理由を色々考えてみると、3つ仕事していた時期が関わっているなと思います。

その時は昼間保育士で働いて、カメラ屋さんで働いてとか、だいたいミシンをかける時間って夜中だったんですね。

仕事が終わってから子どもご飯食べさせてお風呂入ってもらって、「じゃあ、もう母ちゃんこれからミシンかけるからね、おやすみなさい」と言ってから、製品作りをしていたんです。

でも、夜中にずっと暗い生地とか見てるとやっぱり嫌になっちゃうんですよね。

 

というのも元々、サクラカメラスリングは女性のための物を作るつもりがなかったんですよ。

私の周りには男性のカメラマンが多かったので、ライカに似合うようなデザイン性を考えていて、割とシック系のものを作るつもりでいたんです。

 

ですが、作れば作るほど、だんだん自分自身が疲弊してきて、「頑張れ私!」というところで、

毎日毎回少しずつ組み合わせ変えたり、自分自身もモチベーションになるようなものを作っていって、

自然と自分を励ます意味でだんだん明るい柄になってきたのかなと。

 

色柄から私自身が力をもらっていたという感覚があって、バリエーションが増えて、とても派手になってきたというのかなと思います。

ひでさん
自分の好みの柄を選んでいるということですか?

さくらさん:基本的には私自身が好きな色だったり、私がいいなこれ!と思うものを選ぶようにしています。

 

それは写真を撮ることにもつながっていると思っていて、やっぱり自分が撮りたいと思うものに対してカメラを向け、シャッターを切るじゃないですか。

それと同じで、撮った写真をセレクトするときも、「この写真好きだな」というところから写真を組んで作品を作ることを習っていたので

自分が好きな生地をさらに組むことでひとつの世界観を作るように、2種類以上の生地を組み合わせて、組写真を作っているような感覚で生地を選んだりしています。

 

ズバリこの生地でスリングを作ったら可愛い!と思うものもあったりして、まずはそうやって気持ちが動くような柄との出会いや生地との出会いというのをとても大事にしていて

その時は写真を撮っていた時の自分の感性も思い出すようにしています。

機材としてのサクラスリング

サクラカメラスリング

さくらさん:最近は機材としてサクラスリングを使って下さる方が多いんです。

たとえば真っ黒な生地だと暗幕に使えるとか、カラフルな色味を使って前ボケのカラーフィルターになったりして、

ユーザーさんによっていろいろな使い方が出てきているんです。ユーザーさんに教えていただいて、なるほど!というふうになるんですよ。

ひでさん
へぇ~!そんな使い方ができるんですね!

さくらさん:その経験から、これだったら前ボケのカラーフィルターにしたら面白いんだろうなとか、機材としてこの生地だといいなとか、この生地薄手だから少し軽いカメラとかには合ってるなぁとか、

まず一つは自分自身が好きである生地というのを大事にしていることと、製品になってお客様の元でちゃんとこの子が機材として役に立てるかなというイメージを持ちながら

 

後はそのお客様が売り場に来てくださった時にたくさんのバリエーションがある方が選びがいがあるので、

デザインとしてのバリエーションも、もちろんそうなんですが、例えば「カラーフィルター代わりに使いたいと思っています」という人に対してはカラーフィルターにふさわしいデザインが何パターンか選べたらいいですし

「スナップをいつも撮っているので、あんまり派手だと撮影に差し支えちゃうんですよね」という人に対しては

このくらいの生地だったらコントラスト低めなので洋服にも馴染みやすいですよ、というのが何パターンがあった方がいいし

そういうバリエーションとして現行で出ているものと、新しく作ろうと思っているところのバランスを見たりということを考えていますね。

 

また、基本は自分が好きな、自信が持てる製品を作ることを意識しています。

なぜかというと、商品に自信が持てないとそれが顕著に出るからです。

結果的に売り場にぜんぜん力が出なかったり、声を出して体を使って動いても製品が全然動かないということがあるんですよ。

 

反対に製品に力がある時には、私自身がそこにいるだけで自然と製品を手に取ってくださる方が増えている事を感じられます。

そういう意味で、まず私が信頼できるような、私自身が好きだなと心から思えるような生地を選ぶことを一番大事にしています。

今後目指したいところ

ひでさん
サクラスリングで杉山さんが目指したいものはありますか?

さくらさん:目指したいのはそうですね。私が生まれ変わった時にもし人間だったら、そこのお家にカメラがあって、そのカメラにサクラスリングがついているお家に生まれ変わりたいなというのがあります。

来世の私の人生の中でもサクラスリングがある文化になるような製品としてブランドを守っていきたいなと思います。

ひでさん
ずっと受け継がれていくようなものに、ということですね?

さくらさん:サクラスリングは決して流行りものではないと思っています。

今まで頂いたご縁や、状況を考えると、私は、憧れていた写真業界をあるべくして目指し、今この場所にいるのだと思っています。

その自覚と責任と、そういう運命の上にしっかり乗れてここまでやってこれた自分自身も称えながら、

それを無駄にしないように長く続けていけるようなブランドになるように、私はこれからもやっていきたいと思っていますし、この製品にまた未来でも出会いたと思っています。

 

またそれは、必ずお家にカメラがあるということが重要なポイントになるので、カメラの文化、写真の文化が来世にもちゃんと残るように写真業界の一人として、

私もカメラ大国日本の、カメラの伝統を未来に繋げられるような一人として励んで行きたいなというのが私の一番大きな役割であって目標です。

ひでさん
ところで、今もフィルムカメラを撮られているのですか?

さくらさん:正直、撮れていないんですよね。

フィルムカメラで撮る時は自分の内面を掘り起こしながら取るのですが、正直今、自分の内面に興味がないんです。

というのも、自分の内面で言ったら不安しかないので、本当に大丈夫なのかな私?という気持ちを完全に無視して前に進んでる最中ですし、

じっくり自分自身に向き合うというよりも、とりあえず目の前のことからガシガシつかんで行くみたいな感じですね。

 

それと、もうすでにものづくりや作品作りという意味では、写真を撮るように生地を選んでいるというのもそうですし、

サクラスリングを作っていることが割とフィルムで写真撮っている感覚に近いので、そういう意味ではそこで満たされちゃってるということがあります。

 

今はゲラゲラ笑いながら、人と出会った記録を残すための写真を撮る方が私には楽しくてあっていますね。

働き方について

普段の業務はどんなことをしているの?

催事に立つ杉山さくらさん

ひでさん
働き方というところにも少しお話を伺いたいのですが、日常の業務はどんなことされているのですか?

さくらさん:今はもう代理店に色々とお願いをしていて、やっていただいている事が大きくなったので、

そういう意味では前ほど平日がバタバタ忙しいことはないのですが、

お世話になっている家電量販店さんなどに「こんな新製品が出ます」と商談をしに行ったり、新しいご縁を頂いたりするので、「こういう製品を作っていますが、何かお役に立てませんか?」というようなことをしています。

いきなり扉を叩くことはないんですが、ご縁頂いて興味を持って頂いた企業様にお話に行ったりしていますね。

 

サクラスリングはカメラコーナーに置くと「スカーフみたいだね」と言われるし、百貨店に行くと「スカーフみたいだけど何でカメラが付いてるの?」と言われるし、どちらでもなかったりするんですけど

それがある意味特徴でもあるので、カメラ業界を世間の人により広く知ってもらうために、

色々な業種のメーカーさんだったりとか、カメラ業界というだけではなく写真を撮るという普通のファッションの一部として、イベントなどで一緒にやらせていただく機会をいただいています。

スリングは『つなぐ』という意味なので、カメラ業界と他業種をつなぐためにサクラスリングがお役に立てないかと色々な話をしに行っています。

 

もう一つ働き方ということでポイントになるのが、安達さんに言われたことで、

『人の役に立つことを探すということと、人の嫌がることをする』ということです。

「人の嫌がる中からできることを探す。それが自然と自分にしかできないようなお役目に繋がるよ。」と教えてもらったんですね。

 

それをずっと基準に、これだったら誰かの役に立てるかなとか、これは普通の人だったらやらないだろうな嫌だよな、と思うことをするように心がけています。

『人の役に立つことを探す、人の嫌がることをする』ということは自分の中でとても大事にしていて、そこはとてもサクラスリングの根源にあるテーマにもなっています。

 

人の嫌がることをするするということで言うと、催事に立ち続けたり、週末ずっとイベントというのはとっても大変なのですが、

でもそれを続けることで、色々なお客様の情報や使い方を教えてもらったり、コミュニケーションを取ることができました。

自分のことを話すのは苦手なことだったのですが、毎週末、誰かとお話しする経験がここ2、3年あったおかげで、

今では口を開けばいくらでもサクラスリングに関してお話ができるくらいの私になれました。

それは、やっぱりやってきて良かったなと思えますし、それこそが私とサクラスリングの強みなんじゃないかなと思います。

家族との関係をお聞きしました

ひでさん
起業家として活躍されているさくらさんですが、家族の方々との関係をお聞きしてみたいです。子どもさんとはどんな感じですか?

さくらさん:家族にはよく理解してもらっているので、なるべく心配をかけないようにというのはありますし、子ども達にはとても助けてもらっています。

身長もみんな大きくなって家族の中では私が一番小さいくらいで、帰ってくると娘に「おかえり!」と、ハグハグされて歓迎されています(笑)

 

私は好きなことを仕事にして、プラス趣味などもしっかり楽しむ人生を歩んでいるので、

もちろんお金がかかったりとか、限度はありますけど、子どもたちにはなるべく興味があること好きなことは経験させてあげたいです。

ひでさん
お仕事に関しては、子どもたちに背中を見せてという感じですか?

さくらさん:それがですね。長男が高校受験の時に面接で「将来は何になりたいですか?」と聞かれて、「自分は起業したい」と言ったそうなんですよ。

「何で起業するかは決めてないんだけど、何か日本を変えるような起業をしたい」と答えたというのを聞いて、そういうふうに思うような人になったんだなと。

それで、「それはあれでしょ? 親が起業したからと言ったんでしょ?」と言ったら、

「それとこれとは関係ない!」と言われて(笑)

「母の後ろ姿を見てそんなふうに思いました。と言ったんでしょ?」と言ったら、全然そうじゃないって。

「もっと立派な会社作るって言ってました」(笑)

 

そういう環境で子どもたちも育っているので、想いや姿を応援してあげられるような生き方を

親としても恥ずかしくないようにしていかないといけないなと思っています。

ひでさん
ご主人はどのような感じですか?

さくらさん:私はとてもミーハーなので新しいことや、流行りのお店とか行ってみたい人なんですが、私の主人はザ・公務員という感じで決められた事をずっと長くやるような人で、新しいことに飛びつくようなタイプではないんです。

そんなうちの主人がすごいなと思うのが、いざっていう時に必ず助けてくれる人だということです。

 

普段はあまり私の仕事のことを口出ししたり、何してきたの?誰と会ってきたの?とかそういうのは全然言わない人で、

私もなるべく家ではあまり話さない方なので、私のFacebookやTwitterを主人が見て、家族中が明日は名古屋に行くんだとか知るくらいの感じだったりするのですが(笑)

本当に辛い時とか困っている時とかは全力で助けてくれるような人なので、そこはとても信頼しているし仕事もできるし真面目な人ですね。

 

今はそれぞれお互いに働き盛りでどらも大変な時期なので、この大変な時期をお互いそれぞれ頑張りましょう!思っています。

それを乗り越えた先に2人で何かゆっくり過ごす時間があるのかもしれないけれど、今はお互いの人生を頑張りましょう!という感じです。

 

ひでさん
長時間にわたって、ありがとうございました!

さくらさん:ありがとうございました!

今後の杉山さんのスケジュール

ギャルデコレクティブさんは、写真家の大門美奈さんの撮られたれたお写真からワンピースを作ったりされているブランドさんなのですが、その生地を使って素敵なサクラスリングを作りました!(杉山さくらさん談)

催事では、さくらさんと実際にお会いできる場合もありますので、足を運んでみてはいかがでしょうか?

サクラスリングの最新情報は杉山さくらさんのTwitterや、公式サイトのインフォメーションをご確認ください。

サクラスリング製作者・杉山さくらさんインタビューを終えて

今回はじめて声を聞いてお話をさせてもらいましたが、写真のイメージどおりの明るく活発な方でした。

好きなことを仕事にするということは大変だけども、必ずできるということを信じて走っていくさくらさんの姿には、

話していてとてもパワーをもらえ、考え方にもとても共感させていただきました。

母として、女性起業家として、好きなことを仕事にしている方として、さくらさんは多くの方の目標になるのではないかと感じます。

そんなさくらさんのインタビューを、今回記事としてまとめさせていただきましたが、現在チャレンジしている多くの人へ向けて、

勇気づけられるようなものになったのではと思います。

ぼくも何事もできるんだ、やるんだと信じて突っ走っていきたいと思います!

 

それでは、また!

ひでさんでした!(@tekutekuhidesan

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