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リトルプレス『moving days』平野愛

こんにちは!ひでさんです。日常をほんのりよくする情報をお伝えしています。

今回はリトルプレスのご紹介です。

さて、みなさんは「引っ越し」したことがありますか?

ぼくは学生時代と結婚する時に。

見慣れた街にある見慣れた部屋、そこを去らなければならないのは寂しかったりもしますが、新しい街での生活が始まると思うとうきうきしたりしますよね。

今回ご紹介するのは、そんな引っ越しの様子をとらえた珍しい写真集なんです。

moving days 1st Edition 2016-2018

こちらの本は平野愛さんという写真家さんが撮られた写真集で『moving days』といいます。

平野愛
1978年京都生まれ京都育ち。写真家。17歳よりフィルムカメラと過ごす。『東京R不動産』(アスペクト)の撮影をきっかけに、雑誌『キョースマ!』(淡交社)で住まいの写真を多数手がけるほか、4年にわたり神戸女学院大学の大学案内を撮影。近年は雑誌『Number』でスポーツ選手のポートレイト撮影をはじめ、ウェブマガジン『OURS. KARIGURASHI MAGAZINE』、書籍『#カリグラシ 賃貸と団地、貸し借りのニュー哲学』など住まいにまつわる編集も。大阪在住。ウェブディレクターの夫と息子との3人暮らし。

引用:住ムフムラボ

なんと6つの引っ越しの現場に密着したという本書。

6つの引っ越しの中には荷造りから次の家への運び込みを撮っているものもあれば、荷物がなくなっていく様子だけを収め、新天地は撮影されていないものもあります。そういう編集をされたのかもしれませんが、引っ越しのバタバタした中で撮影許可をしてくれる人が少ないようで、パターン化できないのは苦労されたのだなということが伺えました。

ぼくだったら写真とってないで手伝って!っていうかもしれないから、撮影を受け入れた人たちはとても寛容です。
(あとがきには作業を手伝っていて撮影を忘れていたこともあったと書かれてあります。)

印象的なのは引っ越し風景の切り取り方。

ドキュメントなので、これから引っ越しをするという場面では生活感があふれる場所が残る一方で段ボールに道具が入れられ、さっぱりとした部屋もありリアルさを感じることができます。綺麗な写真なんだけど、生っぽいところがあるのがいいですね。

そのリアルさは写真集を見ているぼくを引っ越しの疑似体験へといざない、室内を吹き抜ける風を感じさせます。それは本当の風のようにも感じますし、部屋の中にぽつんとたたずむ住人の想いがあらわれたものかもしれません。引っ越すというのは別れでもありますから。

そして特筆すべきは、6つの引っ越しの分量が、約300ページという膨大な量。

ネットで注文して手に届いてから「分厚っ!」って、驚きました。それでも軽やかにページをめくっていけます。むしろもっとゆっくりと人物を追いかけたいくらいです。

 

引っ越しをしたことがある人は、出会いと別れを噛みしめながら、引っ越しをしたことがない人はリアルな疑似体験を。「引っ越し写真」というとっても珍しい写真集、写真を通して感じる物語。おすすめです。

1stEditionということなので、第二弾にも期待ですね。

 

moving daysの評価
哀愁度
(5.0)
ドキュメント度
(5.0)
写真の美しさ
(5.0)
総合評価
(5.0)

ちょっとひと口:合間の文章がちょっと惜しいかな。あとがきやWebを見るとあえて感があるんだけど…。

こちらで買いました。

参考 moving days誠光社

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