まず惹かれたのは白黒の影と光が印象的な表紙の写真。中身を見てみると南房総市の「Sand Cafe」というお店だということが分かる。(同じ写真がカラーで掲載されている。)
この本では主に店主のインタビューを交えながら詩的な日常の切り取り方で文字が綴られていく。『房総とコーヒー 旅と、日常。』は、コーヒーに関わる人を通してその土地のありようを伝える。そんな本だ。

北は成田から南は館山、千倉まで19のお店を紹介をしている本書は房総半島というくくりなので、これを片手に海辺の町を訪れてというガイドブック的な使い方もできるだろう。各ページに配された写真も素敵で、つきなみだが、房総半島へいった気分にさせるし、行きたくなる。
また、合間合間で挿入される写真と詩のようなものや本の引用が印象的だ。
自分でもこんなものが作れたらいいなと思うし、実際に本となっているものを見ると自分の住んでいる地域でも「○○とコーヒー」を作れるかもと思った。
『房総コーヒー 旅と、日常。』1250円+税 の評価
コーヒー度
(5.0)
房総度
(5.0)
装丁
(3.5)
総合評価
(4.0)
▼少し惜しいのが本の紙の厚み。しっかりしているのだが、弾力が強く少々読みづらい。
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