- ファイントラックのドライレイヤーウォームTが気になっているのだけど…
- リアルな着用感や感想を知りたい。
- メリット・デメリットや口コミを教えて欲しい!
ファイントラックのドライレイヤーは使うアクテビティによって使用感が変わってくるので、購入前にしっかりとチェックする必要があります。
こんにちは!ランニングが趣味の筆者「ひで」です。
この記事ではファイントラックのドライレイヤーウォームTについて書きます。
記事を読めばドライレイヤーウォームTを買うべきかどうか判断できるようになるでしょう。
さっそくですが、当記事の結論としては次のようになります。
上記のようになった理由は記事の中でくわしくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは、本文へどうぞ!
ファイントラック・ドライレイヤーウォームTの基本情報
ファイントラックのドライレイヤーウォームTの基本情報は次のとおりです。

| ブランド名 | ファイントラック |
|---|---|
| 商品名 | ドライレイヤー ウォームT |
| 品番 | FUM0522 |
| 定価(税込み) | ¥6,160 |
| サイズ | S、M、L、XL |
| カラー | グラファイト 1色 |
| 素材 | ポリエステル90% ポリウレタン7% 複合繊維(ポリエステル)3% |
| 重量 | 79g |
| 機能 | ■ドライレイヤー®ベーシックの約1.5倍の保温性 ■抗菌防臭 ■静電気を抑制 ■100洗80点の優れた耐久撥水性 ※公式商品ページの情報による |
| 対応アクティビティ | 秋山・冬期登山/冬期クライミング/ BCスキー/沢登り/パドルスポーツ |
| 公式サイト | ファイントラック公式サイト |
ドライレイヤーウォームTを実際に着用してみた感想
ドライレイヤーウォームTを購入して実際に着用してみたので、感想をお伝えしていきます。




感想①:着ると適度に暖かく、バランスがとれている
ドライレイヤーウォームTを着るとほんのり心地よい暖かさを感じます。

この心地良さは生地の厚みや通気性のバランスがいいからだと思います。(11月〜12月ごろに着用)
どうして生地の厚みと通気性のバランスがいいかと言うと、ドライレイヤーは基本アクテビティに使うインナーだからです。
たとえば生地を極厚にして保温力を確保しようとすると、生地が固くなり体が動かしにくかったり、汗をかきすぎたりします。
しかし、ドライレイヤーウォームTは生地は薄いのですが、適度に嵩(かさ)がある構造になっています。
このため、動きを制限することなく適度な保温力を備えています。
また生地が細かなメッシュ状になっているので通気性もいいのもメリットです。
感想②:汗をかきすぎると汗が残る、冷たさもある(ベーシックとの簡単な比較も)
ドライレイヤーウォームTは汗をかきすぎると汗が残る感じがします。

主にランニングでドライレイヤーウォームTを使用していますが、30分(4km)ほど走ると、ランニングの中盤から後半にかけて汗がけっこう出てきます。
ランニング中は問題ないのですが、ランニング後に徒歩でクールダウンしていると、汗の冷たさを背中側に感じてきます。
前側はあまり感じないのですが、背中側ははっきりと汗の冷たさを感じます。
実験でランニング後に着替えずに室内にいましたが、1時間半ほどしてようやく乾いてくる感じがしました。
汗が乾くまでは正直、汗冷えを感じることもありました。
ドライレイヤーウォームは保温力を確保するためにメッシュの目が小さく、嵩高構造のため、汗の量が多いと汗が抜けていくのにも時間がかかるのかもしれません。
↓ウォームTのパッケージにはおすすめアクティビティが次のように書かれています。

- 秋山・冬期登山
- 冬期クライミング・BCスキー
- 沢登り・パドルスポーツ
やはり、公式としてもランニングがすすめられていないので、ランニングに使用したい方はベーシックかクールがおすすめです。
ベーシックとの比較
ベーシックも購入して試してみましたが、ウォームより汗が乾く時間が早く感じました。


とはいえベーシックでも完全にずっと肌がサラサラというわけではなく、汗が乾くまでに汗ではりついた感は感じますが、寒い冬でも極端に汗冷えすることがありませんでした。(寒風の野外では上着を羽織るなどは必要です)
ベーシックのパッケージには、次のように書かれてあります。

ということで、やはりランニングにはベーシック・クールがおすすめですね。
↓ベーシックはこちらからチェック。
感想③:着心地がめっちゃいい 着るのも脱ぐのも楽
着てすぐに分かるのですが、ドライレイヤーウォームTはめっちゃ着心地がいいです。

ストレッチ性もバツグンですし、さらっとした着心地なので着てて気持ちいいです。
またエアリズムのような触感冷感もないので冬でも着た瞬間のひやっと感がなく着やすいです。
ランニングに使用していますが、ぴったりフィットしているのにもかかわらず高いストレッチ性のおかげか腕振りにもまったく影響がありません。
着ているのをわすれるほど体に馴染んでくれるので、アンダーウェアの着心地としてはかなり優秀だと思いました。
ドライレイヤーウォームTのメリット・デメリット
ファイントラックのドライレイヤーウォームTのメリット・デメリットをお伝えします。

メリット・デメリットは次のとおりです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 保温力が高い 汗冷えしにくい(シリーズ共通) 匂いにくい(シリーズ共通) | 季節によっては暑い 価格が高い 撥水効果がだんだん落ちる |
デメリット
季節によっては暑い
ドライレイヤーウォームTは着用すると季節によっては暑く感じることがあります。
ウォームTは秋、冬、春あたりに使うことが想定されているので、夏はウォームTでは暑苦しく感じるでしょう。
暑く感じる場合はドライレイヤーベーシックかクールを選ぶのがおすすめです。
価格が高い
ドライレイヤーウォームTは定価で6,000円を超えてくる価格です。
他のインナーに比べて価格が高いのがネックです。
ただし、その分着心地や性能が高いので汗冷えしたくない場面で投資する価値は十分にあるといえます。
撥水効果がだんだん落ちる
ドライレイヤーはあくまでも撥水「加工」なので、着用したり洗濯していくとだんだん効果が薄まってきます。
とはいえ、適切にメンテナンスしていればすぐに効果が落ちることはありません。
ファイントラックによると100洗80点を達成しており、100回洗濯しても80点の撥水効果は維持されるとのことで、かなり持続する撥水がほどこされているので安心です。
メリット
保温力が高い
ドライレイヤーウォームTはドライレイヤーシリーズの中でもっとも生地が厚く、嵩高(かさだか)構造になっているので保温力が高いです。

保温力が高いと言ってもただ暑いだけではなく、メッシュ状になっているのでしっかりと通気性も確保されているところもポイントです。
汗冷えしにくい
シリーズ共通のメリットですが、ドライレイヤーウォームTは撥水加工されているので汗冷えしにくいです。
普通のポリエステルインナーは生地自体に汗が吸収されますが、ドライレイヤーは生地に撥水加工されているために汗が吸収されません。
ではドライレイヤーでは汗がどういった動きをするかというと、汗はメッシュの穴を通って上部に抜け、ベースレイヤーに汗が吸収されます。
こうなるとドライレイヤーは濡れていない、肌側にも汗がないという状態が生まれ体が汗で冷えるということが少なくなるのです。
匂いにくい
ドライレイヤーは匂いがしにくいのも特長です。
匂いがしにくいのは撥水加工されているメリットのひとつで、撥水加工されていると匂いの原因となる皮脂が生地につきにくくなり、雑菌も繁殖しにくいです。
このため化繊にありがちな嫌な匂いがしにくくなります。
特に登山などで何日も連続して着用する場面で実感する機能です。
ドライレイヤーウォームTの口コミ・評判
ドライレイヤーウォームTの口コミを調査しました。
悪い口コミ
- 白カラーがあれば嬉しい
- 人によっては汗がベタつくと感じることもある
製品はグッドだが、白色が欲しい。なぜ黒だけなのか?下着として着るので白が欲しい。
出典:Amazonより
本当にドライを保てるのか試着Testしました。一番下に半袖の当ウエアー、その上にM社の長袖ジオラインで、部屋を20度に暖房、室内トレーニング用のアルインコ自転車で負荷を上げながら30分程で額、首、背中に汗をかきました。背中を手で触ってみると汗でべと着いており、その上のアンダーはそんなに吸水していません。キープドライに期待したのですががっかりな結果でした。今度は実際に登山で試着しようと思っています。
出典:Amazonより
良い口コミ
- 汗冷えしない
- 暖かい
- 着心地が良い
- いろんな登山用インナーを試したがファイントラックが良かった
暖かく汗をかいても汗冷えをしない、
出典:Amazonより
平日から軽いランニングにも使ってます。
暖房の効いた部屋でも熱くなる様には
感じません。
18キロの登山トレッキングで使用しました。いつも着ていたヒートテックと比較すると終了後に肌がぜんぜん汗で濡れていないことに驚きました。 気温4℃、やや強風の中でしたがおかげ様で汗が冷えることを抑えられいつもより快適に歩くことができました。 山を登っている途中や完走後のビチョビチョしたあの不快感が解消されたのでとても良い買い物だったと思います。 保温性も動いていれば問題なくあたたかいと思います。 同様の悩みがある方に是非お勧めいたしたいですね。
出典:楽天市場より
冬の運動時には手放せません
出典:YAHOO!ショッピングより
冬のランニング後、風に吹かれると体温が奪われて、非常に寒くなりますよね。
この商品を肌に直接着てみると、それが随分感じなくなりました。
冬季の登山時には必ず着ていきます。必ずです。
しかしこのファイントラックのドライウエア。いろんな登山用インナーを試しましたが、このドライインナーが最高でした! そして、未だ後追い製品が現れない。。。ファイントラックに栄光あれ!!
出典:Amazonより
ドライレイヤーなくして、登山不可避!!!
出典:YAHOO!ショッピングより
登山中にはもう手放せないです。
ドライレイヤーは、今まで高価だったため使わなかったんですが
少しお金に余裕が出て、また汗をかいた後の処理が大変だったので挑戦。
登山中の快適具合が全く段違い!!!
嘘だと思った方は、一度お試しあれ(‘◇’)ゞ
ドライレイヤーウォームTとミレードライナミックメッシュを比較
良く比較されるファイントラックのドライレイヤーウォームTとミレー・ドライナミックメッシュを比較していきます。


実際に両方購入し、着用して比較してみたところ次のことが分かりました。
| 機能 | ファイントラック ドライレイヤー | ミレー ドライナミックメッシュ |
|---|---|---|
| 着心地 | とても良い | 締めつけ感がある |
| 保温性 | 高い | とても高い |
| 肌のドライ感 | 汗残り感が少しある | ドライ感が高い |
| 排水方法 | 耐久撥水加工 | ポリプロピレンの疎水性 |
| 生地と展開 | ベーシック ポリエステル100% クール ナイロン88% ポリウレタン12% ウォーム ポリエステル90% ポリウレタン7% 複合繊維(ポリエステル)3% | ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% |
| 重量 半袖クルーネックで比較 | 46g (ベーシック) | 110g |
| その他の機能 | 抗菌防臭 | 抗菌・消臭 消臭糸使用 |
| ラインナップ数 (メンズ・ウィメンズ合わせて) | トップス 21型 アンダー 14型 | トップス 8型 アンダー 5型 |
| カラー | 2色 (ウォームとクールは1色) | 最大4色 (形による) |
| サイズ展開 | 5つ | 3つ |
| 生産国 | 日本 | 中国 |
それぞれの良いところをまとめると次のようになります。
ファイントラック・ドライレイヤーウォームTの良いところ…着心地、展開数、軽さ、日本製
ミレー・ドライナミックメッシュの良いところ…保温性、ドライ感、カラー展開
ファイントラックは着心地がとても良く、着用していても着ていることを忘れるほどで、動きの邪魔をまったくしません。
ここはミレーに比べると圧倒的に差がある部分です。
着心地の良さ、着てない感は本体の軽さも影響しているのだと思われます。
また展開数もファイントラックはミレーを含めたドライインナーを販売しているメーカーの中でダントツに多いのも特長で、形やサイズを使い方や体型に合わせて自由に選べます。
日本製というのも安心できますし、よく本体を観察してみるとしっかり作り込まれているなと感じるのも良い点です。
一方、ミレーのドライナミックメッシュはファイントラックよりも嵩高なこともあり、保温性が高く感じました。
メッシュの穴のあき方はドライナミックメッシュの方が断然大きいですが、密着度が高いためか寒さは感じず暖かな感じがします。
すぐ後の項目で書きますが、汗に関する肌のドライ感に関してはドライナミックメッシュが高いと感じました。
カラーに関してはミレーの方が形にはよりますが、4色展開と上回っています。
ドライ感をランニング時に比較してみて
ミレーは実際にランニング時(1km・約6:30ペースで4km、約30分)に着用してみたところ、ファイントラックよりもドライ感が高いと感じました。
その理由を考えてみると、ドライナミックメッシュには撥水加工がされていないナイロンが生地に含まれているからだと考えられます。
ナイロンはわずかに汗を吸水するため、汗残りが少ないのではと感じました。
またメッシュの穴も大きい(というかアミアミ)ので、水分が蒸発しやすく乾燥もしやすいのではと思いました。
一方でファイントラックのドライレイヤーウォームTはシリーズの中でも最もメッシュ穴が小さいので、汗抜けが少し悪いのかもしれません。
適度な保温力はあるので、ランニング以外の適度に汗をかくアクティビティ(登山など)には向いているかもと思います。
ランニングに比べると登山は発汗量がざっくり1/6ぐらい(1時間の発汗量をざっくり比較)なので、ドライレイヤーウォームが適していると考えられます。
ただし、ミレーは夏は暑いと思うので、ランニングに使いたい場合は冬はミレーのドライナミックメッシュ。
一年中使いたいならファイントラックのドライレイヤー「ベーシック」か、「クール」がおすすめです。
ファイントラック・ドライレイヤーウォームTはこんな人におすすめ!
ファイントラック・ドライレイヤーウォームTは次のような人におすすめです。
- 秋・冬登山やハイキングに暖かさを求める人
- 着心地の良いドライインナーが欲しい方
ドライレイヤーウォームTは通気性がありながら、保温力が高いのでじわっと汗をかくような秋・冬の登山やハイキングに最適です。
また着心地がいいドライインナーを求めている人にもおすすめです。
秋冬向けとはいえ生地の厚さも適度で締めつけ感もないので、レイヤリングの邪魔にならず快適に過ごせます。
秋・冬・春の3シーズンの着用が特におすすめです。
よくある質問
- ドライレイヤーウォームとドライレイヤーベーシックの違いは何ですか?
-
主には生地の厚さが違います。ウォームのほうが厚く、ベーシックのほうが薄いです。またメッシュの穴の大きさも違い、ベーシックの方が汗抜けがいいです。その他にはカラーが違って、ベーシックはブラックとペイルグレーの2色、ウォームは少し緑がかったグラファイト1色になります。
ファイントラック・ドライレイヤーウォームTの細部を画像で見る




















まとめ:ドライレイヤーウォームTは秋・冬・春におすすめ!
この記事ではファイントラックのドライレイヤーウォームTをレビューしてきました。
最後にもう一度メリット・デメリットとおすすめな人をまとめておきます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 保温力が高い 汗冷えしにくい(シリーズ共通) 匂いにくい(シリーズ共通) | 季節によっては暑い 価格が高い 撥水効果がだんだん落ちる |
- 秋・冬登山やハイキングに暖かさを求める人
- 着心地の良いドライインナーが欲しい方
ドライレイヤーウォームTは汗冷えを防ぎながら、秋・冬・春に暖かさを求める人におすすめです。
ぜひドライレイヤーウォームTで快適なアウトドアライフを送ってくださいね。
それでは、また!



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