こんにちには!ひでさんです。(@tekutekuhidesan)
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ひでさん
みなさんは「かしわめし」という駅弁をご存知ですか?
かしわめしは、北九州では「折尾」(おりお)の駅弁として有名です。
最大の特徴は木の弁当箱に収められた色どり豊かな3色ごはん。
素朴だけど味わい深く時折無性に食べたくなる駅弁ですよね~。
…え?
かしわめしを知らない?
それは、困った!
こんなにおいしいものを知らないなんて!?
それでは、そんなあなたの為に「かしわめし」とはどんな駅弁なのか、またかしわめしが買えるスポットとともにご紹介したいと思います!
- 北九州に来たら一度は「かしわめし」を!
- かしわめしが買える場所が分かる!
気になる項目へジャンプ(目次)
まずは、かしわめし実食!
▼かしわめしの解説は後でするとして、まずはお弁当をいただきます!
かしわめしを出しているお弁当屋さんは数店舗あるのですが、こちらは「東筑軒」のもの。かしわめしと言ったらやっぱりこれです。
▼それでは、お弁当を開けていきます!

安心してください。入ってますよ。割り箸いりです。
紙をはがして…木の蓋を取ると…
じゃーん!かしわめしのお目見えです!
鶏(かしわ)、たまご、のりときれいに3色に分かれています!
この下に味付けごはんが敷き詰められているんですよ。
なんという、幸せストライプでしょうか!
もー、この柄をデパートの手提げ袋にしたいくらいです!!(どーです?井筒屋さん?)
ひでさん
もぐもぐ…。
甘辛い味付けのかしわと味付けご飯がたまりません。
かしわ→たまご→のり→かしわ…
と、味を変えながら楽しむことができるのが特徴です。
副菜には奈良漬(かな?)、紅生姜、昆布、豆(甘い味付け)がついています。
さいごにお米がへばりつくのがお約束ですが、割り箸でこそぎながら食べるのがまた美味しいんです。
ひでさん
東筑軒の「かしわめし」が買える場所は?
ぼくが最も利用するのは、小倉駅の新幹線改札内の店舗。乗り換えの際に買うことが多いです。
同じように乗り換えの合間に利用するという方も多いのではないでしょうか?
小倉駅改札内で東筑軒のかしわめしが買える場所は次の通りです。
- 駅弁処(上記の写真の場所)
- 小倉おみやげ市場13番のりば
▼小倉駅ビル内にも買える場所があるので、改札内以外での販売場所が知りたい場合は以下のリンクをごらんください。(折尾駅はもちろんのこと、博多駅やイオンモールなどでも手に入ります。)
リンク>>>東筑軒店舗一覧
※東筑軒以外のかしわめしはその他の場所にもおいてあります。
かしわめしは元々、郷土料理だった
かしわめしの実物がどんなお弁当か分かったところで、長年多くの人に愛される「かしわめし」についてもう少し調べてみました。
かしわめし弁当(かしわめしべんとう)は、九州・山口の郷土料理である鶏(かしわ)料理の流れをくむもので、鶏の炊き込みご飯・かしわめしを主とした弁当・駅弁である。郷土料理がもとになっているため、複数の業者が同系列の駅弁を発売しているほか、コンビニエンスストアでも売られている。
もともとは郷土料理なんですね!
九州内や山口でも少しずつ形が違うようで、できれば食べ比べてみたいですね。
▼今回ご紹介した東筑軒のかしわめしの成り立ちも調べてみました!
大正初期、国鉄の門司運転事務所所長をしていた本庄巌水(いわみ)は、各地を旅した際、駅弁が画一化していることを痛感。郷土色を生かした駅弁づくりのため、大正10年(西暦1921年)に折尾駅(北九州)で「筑紫軒」という弁当屋をはじめる。
福岡では鶏の水炊きが名物になっているように、昔から鶏肉を好んで食べる土地柄。そこで鶏のスープの炊き込みご飯に、鶏肉と卵をあしらった「親子めし」を考案した。
しかし、この「親子めし」というのを声に出してみると「おやころし(親殺し)」に聞こえてしまうため、名前を『かしわめし』に変更。
筑紫軒は、戦時中の1942年(昭和17年)に、国策により折尾の「眞養亭」、「吉田弁当」、直方の「東洋軒」と企業統合。これが現在の『東筑軒』となる。
今では当たり前になっているその土地その土地の駅弁が当時はそうでなかったため、郷土色を生かしたものを作ろうということから始まったとのこと。
名前を変更したというエピソードもおもしろいですね。
また、東筑軒のホームページを見てみると、おいしさへのこだわりが伺えました。5つのこだわりとして、「お米」「味付け」「鶏肉」「弁当箱」「立ち売り」を挙げています。
中でも炊き込みご飯は門外不出のレシピだといい、女性のみの一子相伝とのことです。
創業以来変わらない伝統の味
「鶏肉以上にご飯が旨い」と、ご評価いただいている炊き込みご飯。鶏肉とガラでしっかりスープをとり、さらに門外不出の調味料を足して炊飯しています。この調味料の配合は、創業者:本庄巌水(いわみ)の妻:スヨが開発し、門外不出の一子相伝の味として代々女性のみに受け継がれています。
こういうバックグラウンドを知るとますますおいしくなるような気がします。
さらに、折尾駅では「立ち売り」を行っていることは覚えておきたいトピックです。
当時はホームに降りることなく、電車に乗りながら窓を開けてお弁当を買っていたといいます。
現在では電車の窓が開かないものも多くなり、窓からの販売はないようですが、旅の思い出に立ち売りから「かしわめし」を買うというのもいいものだと思います。
もし、折尾駅に停車することがあれば、利用してみてはいかがでしょうか?
取り扱い | 弁当 |
営業時間 | 08:00 〜 13:00 14:00 〜 16:00 |
定休日 | 水曜・不定休あり |
住所 | 福岡県北九州市八幡西区堀川町1-1 JR折尾駅 4・5番ホーム北口階段付近 |
駐車場 | 折尾駅有料駐車場あり |
備考 | 商品の取り置き・予約不可 |
※東筑軒ホームページより引用
まとめ
今回の東筑軒かしわめし特集はいかがだったでしょうか?
かしわめし弁当には、子どもが好きそうなエビフライとかハンバーグは入っていないけれど、それでも昔ながらの味がずーっと愛されてきている。
ふるさとの味ってこういうことだなって思いました。
なお、東筑軒ではオードブルなども取り扱っているようです。ご近所の方は注文されてはいかがでしょうか?
個人的に気になっているのは、めちゃくちゃ大きい「鉢盛かしわめし」
一度、注文してみたいですね。
▼ビッグサイズのかしわめし、東筑軒の「鉢盛かしわめし」が気になるかたはこちら>>>東筑軒・商品のご紹介
それでは、また!
ひでさんでした!